こんにちは、現役転職エージェントブロガーのきちん(@Kichin_Info)です。
本日は質問箱にてご質問頂いた内容に回答させて頂きます。
ご質問頂いた内容はこちら。
私も転職エージェントの内部におりますが、こういったケースは少なくありません。
担当した面談担当者が、その方に適性があると思えば求人を案内します。
転職活動をするために転職エージェントに相談に来て、転職エージェントを勧められるというのはちょっと違和感がありますよね。しかし、しっかり適性を見てもらえた、という点で当たりのキャリアコンサルタントである可能性は高い気がします。
ただ、オススメされたからといって選考を通過する保証は全くありませんので、注意が必要です。
ちょっと前置きが長くなりましたが、目次はこんな感じ。
※僕は法人営業担当なので、まずは法人営業の仕事について記載していきます。
それでは早速記載していきます。
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転職エージェントってどんな仕事をしているの?
簡単に言ってしまえば、『転職したい方』と『人材を欲しがっている企業』をマッチングしている、といった感じでしょうか。
マネタイズの方法としては、『人材を欲しがってる企業』へ、『転職したい方』を紹介し、転職することが決まったら手数料(フィー)を貰うという形です。
大手の転職エージェントの場合、面談担当者と法人営業が分かれている事が多いです。中小規模の転職エージェントであれば、両職種を兼務しているケースも見られます。
【参考記事】
法人営業
法人営業は企業毎に色々な呼び方があります。「法人営業」「営業」「リクルーター」「リクルーティングアドバイザー(RA)」など、様々な呼び方があります。(以下、転職エージェントとします)
彼らは求人企業へ訪問し、求人の依頼を受けてきます。
どのような業務を任せるのか、どのような人材を採用したいのか、どうして採用しようと思ったのか、採用した後のキャリアパス、今後の事業の展望等、採用だけにとどまらず事業成長に関わる様々な事柄をヒアリングします。
それを基に求人票を作成します。求人票には先程記載した内容や、その企業の魅力や、給与、休日、残業等、様々な項目を記載していきます。
その求人票を作成した後に、後述する面談担当者が転職者に求人を紹介し、応募を促します。
応募があった場合は、まずは法人営業が書類(履歴書等)を確認し、OKであれば求人企業へ紹介します。その後は面接を実施し、社内の面談担当者と協働し、転職者の面接感想や不安をヒアリングし、企業へ伝えます。それと同時に求人企業からも面接の感想を確認し、候補者へ伝えます。
何をどう伝えたら効果的か、なども考えながら複数人を巻き込みながら業務を遂行していきます。
転職エージェントという仕事の面白さ
とにかくあらゆる企業と関わりが持てるのが面白いです。自分が知らない業界や職種にどんどん詳しくなります。2年も従事すれば、年上の方とお話しても基本的に仕事内容が理解出来るレベルにはなります。
あとは企業の成長を間近で見ることが出来るのも面白みの一つです。事業の成長に欠かせない人財の採用に携わるというのは、とても責任重大ですがそれが本当に企業の成長につながった際は本当に感謝されます。退職者が出た際に、緊急で採用したい時など、企業が困っている事も多いので、時には企業の社長と毎週の打ち合わせを行い、パートナーのような存在になることもあります。
採用のお手伝いが出来た時には企業と食事に行くことも良くあります。こうやって関係性を構築していき、次の採用のお手伝いの時にも声をかけて頂けるよう信頼関係を構築していくのは非常に面白いです。社長から直で連絡が来て、困りごとの相談などもされるようになってくると、本当にパートナーとして認めて頂けているな、と感じますね。
あとは単純に、自分の思い描いたストーリー通りに関係者が動いたときは面白いです。誰に何をどのようなタイミングで伝えたら良いか、日々考えながら業務を遂行していくのはゲームのようだと感じることもあります。
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転職エージェントという仕事の辛さ
「人」を扱う仕事なので、有形商材の営業とはまた違う難しさがあります。
ロジックだけではない、「感情」も常に注意しなければならないので、そこが難しい点です。昨日まで第一志望と言っていたのに、今日になったら辞退したいと言い出す、等日常茶飯事です。
また、転職者の方は現職の方が多い為、面接のキャンセル等も頻発します。面接のキャンセルなどが発生したらすぐに企業へ連絡するのですが、関係が構築出来ていないとクレームになることもあります。
なので、人材を紹介すれば良いだけ、というものでもありません。日々のコミュニケ―ションから意識していく必要があります。
どんな人が転職エージェントに向いている?
物よりも人に興味がある人に向いていると思います。また、予想できない事や理不尽な事が頻発するので、柔軟に対応できる人、言い換えるとがちがちのマニュアルが嫌いな人、に向いているかと思います。
担当する企業によって、求められるものが異なりますので、企業毎、企業の担当者ごとにコミュニケーションのスタイルを変える必要も出てきます。
正しい事をそのまま伝えても意味がありません。企業には人事担当者がいて、面接官が居てその上司がいて最終面接がいて、と様々な関係者がいます。そのような関係者にいかに気持ちよく動いて頂けるかが肝になってきます。こういった直面に遭遇した時に、どうしたらうまくいくかを試行錯誤するのが好きな人にとっては非常に面白い仕事だと思います。
当記事は以上です。
参考になりましたでしょうか。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
ありがとうございました。
きちん(@Kichin_Info)