こんにちは、きちんです(@Kichin_Info)。
本日は、コンサルティングファームの仕事内容、転職について記載していきます。
今や新卒の就職活動においても、転職市場においても多大なる人気を誇るコンサルティングファーム。
「『コンサル』って聞いたことあるけど、実際何をしているのかは知らない」
という方も多いのではないでしょうか?
新卒の場合は選考の時期が早いという特徴もあることに加え、転職市場においては選考のハードルが高い為、転職者側から意向を伝えなければあまり転職エージェントから勧められるということもない為でしょうか。
本日はそんなコンサルテインングファームについて記載をしていきます。
目次はこんな感じ。
- コンサルタントはどのような仕事をしているのか
- コンサルティングファームの種類
- コンサルティングファームにおける役職(ポジション)
- 転職活動の内容について
- オファー年収について
- コンサルタントにはどのような方が向いている?
- おまけ:筆者の経験
では早速書いていきます。
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コンサルタントはどのような仕事をしているのか
コンサルティングファームの仕事の内容は、企業毎、アサイン(参画)される案件毎に様々です。世間一般でイメージされているコンサルタントの業務と言えば経営に対するアドバイスでしょうか。
しかし、そのような仕事が全てではありません。
ITシステムを導入して、業務の導入を行って経費の削減を行ったり、業務フローの改善を行って業務効率化を行ったり様々です。新規事業の立案支援や、マーケティング戦略を構築など華々しい仕事も様々あります。
これらはどのファーム(会社)に所属するか、どのような案件にアサイン(参画)するかによって変わってきます。戦略系の案件(世間的に言う所謂経営コンサル)を実施するのは、後述する戦略系コンサルティングファームや、その他ファームの案件の中の一部となります。
コンサルティングファームの種類
戦略系とか総合系とかってお聞きになったことはありませんか?それらについて簡単に記載していきます。※明確に区切りがあるわけではないので、一般的にこういわれているといったニュアンスでご確認下さい。人によって分類は異なります。
戦略系コンサルティングファーム
マッキンゼー・アンド・カンパニー
ボストンコンサルティンググループ
ベイン・アンド・カンパニー
A.T.カーニー
strategy&
アーサー・D・リトル
ローランド・ベルガー
総合系コンサルティングファーム
アクセンチュア
IBM
PwC
デロイトトーマツコンサルティング
アビームコンサルティング
ベイカレント・コンサルティング
クニエ
会計系コンサルティングファーム
KPMG
EYアドバイザリー
アーンストアンドヤング・トランザクション・アドバイザリー・サービス
企業名に~FASとか、~FAとかついているのは基本的に会計系になります。
上記の総合系の企業が、会計部隊を切り離しているケースもあります。
コンサルティングファームにおける役職(ポジション)
コンサルティングファームのおける役職の名前は独特です。基本的には役割によって呼び名が変わります。パートナーやアナリスト等、企業によって呼び名は様々です。
パートナー(プリンシパルなど)
コンサルティングファームの共同経営者を指します。
コンサルティングファームの経営と新規顧客の開拓や、既存顧客への営業がメインの業務になります。基本的に、案件の全責任を負うのがこちらのポジションになります。
マネージャー(シニアマネージャーなど)
プロジェクトの遂行の全体マネジメントを行うのがこちらのポジションです。顧客折衝もこちらのポジションが行うことが多いです。
このポジションの次のポジションは多くの場合パートナーとなります。しかし、少なくない数のマネージャーが昇進できずに転職します。
アソシエイト(コンサルタントなど)
新卒入社2,3年目、または中途入社者がオファーされる職位です。最初は会議の議事録の作成や、資料作成、必要な情報の収集等、決して華々しいとは言えない業務を行います。しかし、求められるパフォーマンスは低くなく、激務と言われる事も多いです。経験を積むと徐々に顧客折衝なども任されます。能力が認められると、3年程で次のポジションへ昇格する人が多いようです。
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転職活動の内容について
書類選考含め、正直ちょっとハードルが高いというのが筆者の印象ですね。
学歴はどのくらい?
こちらについては、正直結構な狭き門です。
新卒ですと早慶クラス、中途ですと所謂MARCHクラスの方でもギリギリ、となります。ファームによっては、早慶以外は書類すら見ないという所もあります。
ケース面接(フェルミ推定)
基本的には一般的な転職活動と変わらない内容になりますが、特殊な面接を実施する事があります。それがケース面接です。
具体的には、以下のような質問をされます。
『東京都のセブンイレブンの一日の売上高を教えて下さい』
『ボールペンの売上を3年間で倍にするにはどうしたらよいか教えて下さい』
といったものです。
長くなってしまうので、簡単にご説明します。
これらは、『考える力』をはかっています。
面接官は基本的にコンサルタントが務めますので、論理的に考えられているか、説明能力は十分か等を見ています。(練習すれば誰でも出来るようになるので、この面接方法には賛否両論ありますが)
『ケース面接 例』で調べて頂ければ沢山出てきますので、解説は割愛します。
オファー年収について
あくまでも筆者の知り合いベースでの年収になりますが、大体このクラスになります。
ちなみに、筆者の知人の新卒でコンサルファームに入社して3年目の方は、650万円でした。
アナリスト :500万円
コンサルタント :600万円~
シニアコンサルタント:800万円~
マネージャー :1,000万円~
コンサルタントにはどのような方が向いている?
以下のような特徴を持っている方は向いているのではないでしょうか?仕事内容を詳細に調べてみて興味を持った方は受けてみてはいかがでしょうか。
①論理的思考力に自信を持っている人
②柔軟な考え方を持ち、周囲からどんどん吸収しようという貪欲さがある人
③ストレス耐性が強い人
④新しい事を学ぶのが好きな人
これらに当てはまる人は挑戦してみても良いかもしれません。人材エージェントに聞いてみて下さい。しかし、大手のコンサルティングファームは中小規模の人材エージェントと取引をしていないケースも多いですので、注意してください。
おまけ:筆者の経験
私も転職活動をしている時にコンサルティングファームを数社受けました。いわゆる外資系の1社から内定を頂いたのですが、その時に出たケース面接の内容について記載します。
A4の紙に4つほどの前提条件が記載してあり、2つ質問が記載されていました。
大まかにいうと、『海外のとある国(忘れてしまいました)の農業を発展させるには?』といったものでした。
15分程考える時間を与えられて、その後の30分が面接官とのディスカッションでした。このような面接が3回ありました。結果は翌日には頂けた記憶があります。
本日は以上ですが、参考になりましたでしょうか。
面接官の方はコンサルタントなので、面接は頭を使う非常に面白いものになります。
論理的思考力に自信をお持ちの方、受験されてみてはいかがでしょうか。
それでは次の記事でお会いしましょう。
ありがとうございました。
きちん(@Kichin_Info)